中原 ふゆきの写メ日記

2025年10月29日 09時56分
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みーつざわーるど
好きな役者さんが出ていて気になったので、観てきました「ミーツ・ザ・ワールド」。
金原ひとみの小説が原作。監督は松居大悟。
同監督の「ちょっと思い出しただけ」「君が君で君だ」も好きだったので楽しみにしていたのですが、
超えてきました、期待。
最近観た邦画でいちばんよかったかなぁ。
舞台は歌舞伎町ということで、女風のお仕事をしている僕にとってもなんとなく他人事じゃない雰囲気も感じました。
(この先、ネタバレはありませんが、ちょっと補助線を引き過ぎるかもなのでこれから観る予定がある方はご留意を)
主人公は杉咲花演じる銀行員兼腐女子の由嘉里。
歌舞伎町で酔い潰れてたところを拾ってくれたキャバ嬢のライ、
ライを通じて出会ったNo.1ホストのアサヒ、
2人に連れて行かれたバーのマスターや常連、
普通に生きていたら出会うはずのなかった「自分とは違う人たち」の存在に狼狽える日々。
でも、じゃあ、職場の同僚、そして家族、自分の身近な人たちは自分と同じだろうか?
何もわだかまりがないと言えるくらい分かり合えているだろうか?
むしろ誰とも分かり合えず、どこまで行っても自分は独りなんじゃないか。
それでもいいじゃないか。
分かり合えなくても誰かと関わらずにはいられない。
求めずにはいられない。変わらずにはいられない。
誰かと一緒に生きること、ただ一緒にいること、時間と空間を共有すること。
その難しさともどかしさ、愛おしさを余すところなく表現していた杉咲花、おそるべし。
なんか帯文みたいな日記になっちゃったな。
生きたい人も死にたい人も少し明るい気持ちになれる、自分を大切にしようと思える、そんな映画だった。
おすすめです。
ふゆきでした( ´◡‿ゝ◡`)
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匿名希望 さん
匿名希望 さん